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診療科・部門

リハビリテーション部

リハビリテーション部の紹介

2019年5月現在、リハビリテーション部は、理学療法士が68名、作業療法士が21名、言語聴覚士が13名、物理療法助手2名、事務職3名の合計107名から構成されています。また、専門理学療法士・認定理学療法士・認定作業療法士のほか、呼吸療法認定士・心リハ指導士・リンパ浮腫療法士・ケアマネジャーなど、リハビリテーションに関連する資格取得も推奨しています。更に、社会人枠での大学院進学を推奨し、特殊なケースを除いて学費などは自己負担となりますが、業務調整主体に支援しております。2019年3月現在までに5名の修士資格取得者が在籍し、内3名は本システムを利用しています。

リハビリテーション部の構成は、整形班、SCU班、脳外班、総合内部班、心リハ班、ユニット班、がんリハ班(2班)、小児班、外来班、訪問リハ班の計11班から成り、PT・OT・STなどの専門職種毎でのグループ編成は行っていません。
今後は、更に班編成が増え、いずれは病棟配置に移行させる予定でおります。

組織のたゆまぬ発展を目指し、1年単位での目標管理は当然のことながら、5年単位でのマスタープランの設定も行っています。年単位の目標管理としては、個人目標・班目標・部目標をおのおの新年度が始まる前の3月に設定し、5月に全体周知、10月に中間報告、翌年5月に結果報告を順次行っています。5年単位でのマスタープランについては、2000年~2005年「臨床実習施設としての機能強化、リハ業務マニュアル作成」、2006年~2010年「地域連携パスの作成・普及」、2011年~2015年「卒後教育プログラム企画・運用」を掲げ、2016年~2020年は「手稲地区に於ける地域リハビリテーション、MMTからHHDへの移行推進」を計画しています。

中でも、法令遵守の精神に則り1日の業務量適正化に向けて、前述の患者数のコントロールとは別に、リハビリ管理システム「リハメイト」を導入し、業務の簡略化を図りつつ「電子カルテ19:00シャットダウン」という試みも実施、職員の過剰労働抑止に努めています。これらの努力が、長きに渡って低い離職率を維持し、現在の107名というスタッフ数へと貢献しています。

クリニカルインディケーター卒後教育システム

卒後教育システム

新人教育プログラムを含むリハビリテーション卒後教育プログラムはSPOT教育システムと称され、レベル1~レベル5にランク付けされています。レベル1~レベル2だけはエスカレーター方式で自動的にレベル2へ移行し(PT・OTは3年目、STは4年目)臨床指導者向けの講義や試験(プレゼンファイルを用いた)を受けなければなりません。レベル3・レベル4・レベル5に移行するためには、予め決められた講義や勉強会への参加、症例レポートの提出、学会発表スキルの獲得、投稿スキルの獲得などをクリアーしなければなりません。

レベル1・2は「ジェネラリスト養成期間」として概ね10年、レベル3は「レベル1・2向けの技術指導者、自立した学会発表者」「管理指導者見習い」として概ね主任レベルを指し、レベル4は「レベル3向け技術指導者、学会発表指導者、専門誌投稿者、自立した管理者」として概ね副部長レベル、レベル5は「学会発表指導者、専門誌投稿指導者、リハ部マスタープラン立案者、管理運営責任者」として部長レベルという位置づけで、SPOT教育システムのラダーに記されています。役職に就ける基準と連動させている点も本システムの特徴であり、主任となるためにはレベル3を、副部長となるためにはレベル4を、部長候補になるためにはレベル5をクリアしていなければなりません。

本システムで特記すべきことは、『10年掛けてジェネラリストを養成した後に、スペシャリスト或いはプロフェッショナルといったステージを用意していること』に他なりません。今後、高齢者が30~40%を占める人口構造へのシフトを考えれば、整形分野・脳外分野・呼吸器分野・循環器分野・がん分野などのあらゆる分野をローテーションさせた後に、訪問リハを経験させてジェネラリストを養成することは必須と考えます。
今後は、レベル3以上に到達したスタッフに対して手稲渓仁会病院独自で「ジェネラリストPT・OT・ST」の修了証を発行し、その資格について周知するよう働きかけようと計画しています。

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