小児循環器疾患
診療方針
小児集中治療医、循環器内科医、麻酔科医、心臓血管外科医、他科専門医をはじめ、看護師、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学士、理学療法士、薬剤師、CLS(チャイルドライフスペシャリスト)、管理栄養士等による多職種連携のもと、集学的治療を実践しております。日夜を問わず維持されるチーム医療、ドクターヘリ基地病院として救急救命体制のもと、道内各地からの患者さんを引き受けています。
特 徴
産科と協力し胎児期の心疾患スクリーニング（STIC法）による先天性心疾患の出生前診断を積極的に行っています。計画的な周産期管理が可能となり治療成績の向上につながり、ご家族へのサポート体制も整っています。当院の心臓血管センターとして、胎児期から成人期までの心疾患に対応しています。
対象疾患
先天性心疾患、不整脈、心筋疾患、川崎病、成人先天性心疾患などを対象とし、診断・治療（カテーテル治療）を行っています。疾患の種類によっては、北海道内外の高次施設と連携して診療にあたり、患者さんにとって最善の治療を提供します。
医療連携
患者さんは全道各地からご紹介いただいています。心電図、ホルター心電図、運動負荷心電図、レントゲン、心エコー検査、核医学検査、CT、MRI、心臓カテーテル検査などを行い、最善の治療法を決定します。呼吸状態の悪い患者さんに対する無侵襲陽圧呼吸（NIV）などの最新の呼吸補助を積極的に行っております。治療後は患者さんの住み慣れた環境に安心してお帰りいただけるよう、ご紹介元の施設と密接に連携をとり、24時間体制で迅速な対応をします。
学校心臓検診で要精査と診断された方へ
学校心臓検診で要精査と通知を受けた方で、当院での精査をご希望の場合は、完全予約制にて診察しております。
予め当院の予約センター（011-685-2990）へご連絡いただき、「学校心臓検診で要精査と診断された」旨をお申し出ください。