当科の理念・診療方針
麻酔科の紹介
当科では開院以来の30年間に12万件を超える手術麻酔管理を行い、15,000件を超える集中治療患者の診療に当たってきました。2019年度実績では、15室の手術室で年間9,169件の手術が行われ、内6,696件が麻酔科の管理下で行われました。また16床のICUでは2019年度には年間1,043症例のハイリスク患者の管理が行われており、ますます麻酔科医の活躍が期待されています。
当院の麻酔科では生後すぐの新生児から100数歳まで、あらゆる患者さんの生命にかかわる手術中の全身管理に関わっています。手術の低侵襲化により周術期の安全性が高まった一方、これまで手術を行うことができなかった患者さんも手術を受けられる事が多くなってきています。どのような患者さんも、手術前と同じ生活を手術後も過ごせるように、術前、術中、術後も考慮した周術期管理を目指しています。
現在、我々が関わる手術室、集中治療室、緩和医療では、看護師、薬剤師、臨床工学士、理学療法士、放射線技師、栄養士、口腔外科、精神保健科など多職種にわたる連携を強化し、各患者さん診療におけるさらなる安全性の向上と高いQOLを目指して日々活動しています。