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診療科・部門

泌尿器科

診療体制

 

当院が2008年よりがん診療連携拠点病院に指定されたことにともない、泌尿器科では最近急激に増加している尿路性器がんに対応できる診断治療態勢の構築を最重点に整備強化を図っています。特に前立腺がんでは、早期発見のためのシステム構築をめざして地域の医療機関との間でPSA検診の連携ネットワークを立ち上げるとともに、根治的治療の選択肢としてロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術と高精度放射線療法(IMRT)に対応が可能な診療態勢を整備いたしました。ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術は、2011年に道内で初めて当科で導入して以来、500例以上の実績があります。

腎がん・上部尿路がん(腎盂がん、尿管がん)・副腎腫瘍では、根治手術の大部分を腹腔鏡下手術で行うようになりました。小径腎がんの場合は腎部分切除の適応となりますが、当科では小径腎がんに対してはより精密ながん切離と術後腎機能保持が可能なロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術を行っています(2013年に道内で初めて導入しました)。
膀胱がんでは内視鏡手術の精度を向上して可能な限り膀胱の温存を計る事を原則としていますが、浸潤性膀胱がんに至った場合は膀胱全摘除の適応となります。当科ではより出血や合併症が少ないロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術を行っています(2013年に道内で初めて導入しました)。
がん化学療法では、外来化学療法室と連携の下に膀胱がんをはじめとする尿路上皮がん・内分泌療法抵抗性前立腺がんおよび精巣がんに対する化学療法を積極的に行っています。また進行性腎がんでは6種類の分子標的薬療法を行っています。膀胱がんでは2017年から保険適用となった免疫チェックポイント阻害薬を導入しています。

悪性腫瘍以外の疾患では、尿路結石に対しては軟性尿管鏡とレーザー結石破砕装置を用いた内視鏡手術(f-TUL)と対外衝撃波による破砕(ESWL)を組み合わせるなど、外来治療も含めすべての患者さんに一番適した治療法を選択することを目標としています。また、膀胱瘤や腹圧性尿失禁などの女性のQOLにかかわる疾患の手術療法(TVM手術・TOT手術)にも積極的に取り組んでいます。

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