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診療科・部門

リウマチ膠原病内科(リウマチ科)

診療内容

関節リウマチ

手指、手首、足趾の関節腫脹やこわばりで発症する多関節炎です。メトトレキサート、生物学的製剤、JAK阻害剤の登場により、炎症を速やかに改善して、進行を防げることが多くなりました。寛解・低疾患活動性を目標に、疾患の評価・モニタリングを注意深く、慎重に行い、副作用の少ない安全な治療を基本原則としています。病状が改善すれば、目標を維持しつつ、可能な限り少ない薬剤で治療できるよう心がけています。

 

全身性エリテマトーデス

発熱、倦怠感、皮疹、関節炎などで発症する難治性の全身性自己免疫疾患です。ヒドロキシクロロキン、ミコフェノール酸モフェチル、ベリムマブが承認され、ステロイドに依存しない、多角的な免疫療法へと進歩しています。仕事と生活、妊娠・出産、趣味など通常の生活ができることを目標に診療しています。

 

血管炎症候群

発熱、頭痛、体重減少、眼球充血、難聴、息切れ、触知できる紫斑、蛋白尿・血尿などで発症する全身の血管に炎症を起こす疾患です。血管のサイズ・部位・病態により多彩な臓器障害を来たし、時に急速に進行し、重症・致死的となることがある難治性疾患です。シクロフォスファミド、アザチオプリン、リツキシマブ、トシリズマブなどにより寛解導入率・非再燃率・予後が改善してきています。関連する専門科と連携し、診療しています。

 

脊椎関節炎

仙腸関節、脊椎、胸鎖関節など体軸関節の炎症を共通の特徴とする症候群です。強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、炎症性腸疾患関連脊椎関節炎、反応性関節炎などが含まれます。共通症状として、滑膜炎、付着部炎、指趾炎、炎症性背部痛などの関節症状、ぶどう膜炎、腸炎、乾癬などの関節外症状があります。昨年、メトトレキサートの適応に乾癬性関節炎が追加承認となりました。難治例では、主な病変臓器の組み合わせに従い、TNFα、IL-17、IL-23などの標的療法を選択し、治療しています。

 

皮膚筋炎・多発性筋炎

ゴットロン丘疹・徴候、ヘリオトロープ疹、『機械工の手』などの皮疹、近位筋優位の筋力低下・筋痛、間質性肺疾患、発熱、関節炎、レイノー現象などを特徴とする炎症生筋疾患です。近年、抗ARS(抗Jo-1を含む)、抗Mi-2、抗MDA-5、抗Tif-1γなど筋炎特異抗体が開発・承認され、臨床的亜型・予後の推測ができるようになってきました。タクロリムスが保険適応となり、難治例では、シクロフォスファミド、免疫グロブリンなどの併用療法を行ないます。

 

全身性強皮症

手指硬化、レイノー現象、爪郭毛細血管異常にて発症し、指尖部潰瘍、皮膚硬化、間質性肺疾患、肺高血圧症、食道蠕動運動障害、偽性腸閉塞、腎クリーゼなどを来たす、線維化と血管病変を特徴とする難治性疾患です。両肘・膝関節より遠位に皮膚硬化がとどまる限局皮膚硬化型と、近位にまで進展するびまん皮膚硬化型に分類され、抗セントロメア、抗トポイソメラーゼI(抗Scl-70)、抗RNAポリメーラゼIIIなど特異抗体を認めます。ACE阻害剤、血管拡張薬、シクロフォスファミド、抗線維化薬などにより治療します。

 

痛風・偽痛風

急性単関節炎で発症する結晶性関節炎です。関節穿刺を行い、顕微鏡で結晶(尿酸ナトリウム塩、ピロリン酸カルシウム塩)を同定して診断します。急性期は、非ステロイド性消炎鎮痛剤、コルヒチンもしくはステロイド関節注射により治療します。痛風では、血清尿酸値6mg/dL以下を目標に尿酸降下薬・非薬物療法により治療します。

 

その他

リウマチ性多発筋痛症、RS3PE症候群、成人発症スティル病、シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群、混合性結合組織病、ベーチェット病、サルコイドーシス、再発性多発軟骨炎、IgG4関連疾患、自己炎症症候群、若年性特発性関節炎

 

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