診療実績・対象疾患
対象疾患
呼吸器内科一般、肺炎、肺がん、気管支喘息、肺気腫、間質性肺疾患、間質性肺炎、肺線維症、呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、気管支疾患、アレルギー性肺疾患、塵肺
対象疾患と症状
呼吸器内科では、気管支・肺などの呼吸器疾患全般の診療を受け持っており、肺がんをはじめとして肺炎、胸膜炎などの肺感染症や気管支喘息などのアレルギー性疾患、タバコが原因で起こる慢性閉塞性肺疾患、特発性肺線維症やサルコイドーシス、塵肺などの間質性肺疾患を対象としております。
当科を受診する患者さんの症状は、せき、たん、血痰、息切れ、呼吸が苦しい、胸が痛いなどの呼吸器症状の他、発熱、体重減少などの全身症状や肺がんの転移症状など呼吸器以外の症状の場合もあります。また、症状はなくても健康診断などで胸部写真やCT検査で異常が見つかり紹介受診される場合もあります。
診療実績
2020年4月現在5名の呼吸器内科医が常勤し、昨年は1,016名の入院患者と月約1,500名の外来患者に対応しています。2015年から2019年度までの入院患者の内訳は表1に示す通りで、肺がん患者の割合が高くなっています。肺病変に対しては積極的に精査を行い、正確な診断と適切な方針の決定を心がけています。
表1.呼吸器科入院疾患の推移(2015年1月~2019年12月)2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2015年~ 2019年 |
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腫瘍性疾患 | 608 | 584 | 640 | 592 | 622 | 3,046 (67%) |
感染性肺疾患 | 47 | 61 | 58 | 86 | 96 | 348 (7.7%) |
間質性疾患 | 67 | 74 | 76 | 76 | 99 | 392 (8.6%) |
気管支疾患(喘息を含む) | 26 | 53 | 42 | 52 | 58 | 231 (5.1%) |
閉塞性肺疾患 | 54 | 36 | 28 | 32 | 50 | 200 (4.4%) |
その他の肺疾患 | 38 | 62 | 64 | 75 | 91 | 330 (7.3%) |
入院総数/年 | 840 | 870 | 908 | 913 | 1,016 | 4,547 (100%) |