後期研修について
はじめに
手稲渓仁会病院救急科は、地域医療の中心を担う基幹病院に基盤をおく救命救急センターとして活動しており、道央ドクターヘリの基地病院でもあります。救急科には2019年4月現在で16名の救急科専従医(日本救急医学会指導医2名、同専門医9名)がおり、救急患者のアドバンストリアージ、救急科担当患者の入院管理、フライトドクターと院内救急への対応を行っています。また、ICLSやJATECなどのOJT普及活動も行っています。
当施設での後期研修では、初期から三次までの救急初期診療や、救命救急センターとしての重要な機能である救命処置、多発外傷・心肺蘇生後その他特殊病態の初期治療や入院管理、メディカルコントロールや病院前救護、災害医療など広い視野を持った救急医の考え方を習得し、守備範囲の広い救急医として活躍できる人材の育成を目指しています。
救急医の養成と当院が目指す形
当院では、日本救急医学専門医・指導医施設であり、救急専門医を養成するための救急科専門研修の基幹施設となっています。当科のプログラムの教育目標は、救急外来で遭遇する初期から三次までの傷病者に対する初期診療や診断、救命救急センターとして重要な機能である救命処置、多発外傷、心肺蘇生後やその他の特殊病態の初期治療や入院管理を習得することであり、またドクターヘリを含む病院前救護体制やメディカルコントロールなどにも関与し広い視野を持った守備範囲の広い救急専門医を養成することです。
救急外来だけに関わる北米式は日本の診療システムに必ずしも馴染むものではありません。日本では救急外来だけでなく、重症患者の入院管理や治療に関わることのできる「日本型救命救急センター」で中心となる救急医が必要です。当院では、そのような救急医の養成を目指しています。
また、救急領域の中で外傷の診療システムの構築は重要であり「防ぎ得た外傷死」を少しでも減少させることが必要と考えております。外傷センターとしての機能も模索しております。
主たる専門医資格と条件
救急科専門研修プログラムはこちら
他の取得可能な専門医資格
•日本航空医療学会認定指導者
施設認定の名称
•日本救急医学会専門医指定施設
•日本救急医学会指導医指定施設
•日本航空医療学会認定指定施設
•日本外傷学会専門医研修施設
•救命救急センター
•道央ドクターヘリ基地病院
•災害拠点病院
•北海道DMAT指定医療機関
カンファレンススケジュール
症例検討会 (前日の外来重症例と 救急科入院中の症例検討) |
毎朝8時半から |
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救急科抄読会 | 第3火曜10時半から |
整形・救急検討会 | 第2火曜7時45分から8時30分 |
Trauma Board | 第3火曜7時30分~8時30分(隔月) |
道央ドクターヘリ事例検討会 | 2カ月毎 |
救急施設実績(2016年度)
詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.keijinkai.com/teine/kyumei/
※募集人数や研修期間、応募資格などは専門研修(後期研修)プログラムの募集要項をご覧ください。